キャンプツーリングパッキング、慣れないと難しいですよね。
私も今でこそ体に染みついているので鼻歌うたいながらできますけど、慣れるまではパズルのようにうんうん唸って考えてました。
上手なパッキングにはコツがあります。そのコツは自分でやっていくうちに体得できるものではありますが、最初から分かったうえでやると上達が早いです。
今回は私が行っているキャンプツーリングパッキング方法について解説していきます。
私のキャンプツーリングパッキング方法①シートバッグより箱が初心者向け
キャンプツーリングパッキング初心者の場合、シートバッグより箱でパッキングしたほうが良いです。
箱というのはこれです。アイリスオーヤマのRVシリーズです。
こいつに適当なアイボルトやU字ボルトをくっつけて、金属バックルのベルトでしばき倒して固定するのが良いです。
荷締めベルトはこれがおすすめです。あんまり安いのだと、ベルト自体が伸びます。一番サンアップのベルト生地が伸びが少ないように感じました。
初心者はシートバッグより箱を使った方が良いのには理由があります。
箱のほうがパッキング難度が低いのです。

シートバッグはとにかくカッコいい。絵になります。
ですが、シートバッグは2つの弱点があります。
一つは荷物がないと形が保てないことです。最初にある程度大きいものを詰め込んで形を整える必要が出てくるため、理想的な荷物の順番と少々食い違う荷物の詰め方をしなければならないこともあります。「これは理想的なパッキング方法とは違う順番だ」と割り切ったうえで使う分には良いのですが、分からない状態で使った場合パッキング技術の上達に阻害が生じます。
もう一つの弱点は、一方からしか荷物が取り出せないことです。ものによってはがばっと荷物を取り出せるバッグもありますが、基本側面からしか取り出せないことも多いです。これだと荷物の出し入れに制限が加わるため、よりシビアに最適化されたパッキングが求められます。「何がどの順番に入っていると取り出しやすく、バッグの形を保ちやすいか」を考えながらパッキングをしていく必要があるため、上級者向きと言えるでしょう。
箱は最初の加工や固定に気を遣いますが、固定方法さえ確立してしまえばパッキングは非常にやりやすい積載物です。元から形がありますし、がばっと開くのでそこまでシビアなパッキングは求められません。
私のキャンプツーリングパッキング方法②使う順番に詰め込め
私のキャンプツーリングパッキング方法の鉄則はこれです。
使う順番に詰め込むことです。
まず、荷物を以下のようにグループ分けしましょう。
A.着いたら10分以内に使うもの
B.日が暮れるまでに使うもの
C.寝る前までのいつ出しても別に構わないもの
原則、C→B→Aの順番に詰めるようにします。
私のキャンプツーリングパッキング方法③次にデカイものから位置決め
私のキャンプツーリングパッキング方法では基本的に先ほどの分類でならC→B→Aに詰め込むのが基本です。
では、同一グループ内ではどのように優先順位をつけるべきでしょうか。それはデカさです。
小さいものは隙間にねじ込んだりしてどうにでも詰め込めますが、デカいものはどうにもなりません。そのため、箱に余裕があるうちに位置を定めておく必要があります。
デカくてかさばるものから位置を決め、その隙間を埋めるように小物を詰め込んでいきましょう。
私のキャンプツーリングパッキング方法④百均を活用せよ
ここで一つ覚えておいて欲しいことがあります。キャンプで困ったらホームセンターか百均に行くといいことあります。これは確実です。
キャンプツーリングパッキングをするにあたり、困ったことがあればまず百均に行きましょう。結構いいもの揃ってます。

たとえば、同じ系統の小物をまとめたいなら、百均の巾着袋がかなり使えます。結構かわいいもの多いですよ。これ気に入ってます。虎の威を借るネコです。がうがう。

何本継ぎかになってるポール類やペグをまとめたいなら、このまとめバンドが使えます。店ごとに名前は違いますが、似たような商品がダイソーやセリアに売ってます。

調味料の嵩をもう少し小さくしたい時には、出しすぎ防止の醤油さしや油入れ、小瓶なんかがオススメです。
服やタオルなどはコンプレッションバッグも良いのですが、百均の掃除機を使わないタイプの圧縮袋もかなりいい線行ってます。平たく圧縮できるので、私はこっちのほうがパッキングしやすくて好きです。
他にも良いものあったら教えてください。
キャンプツーリングパッキングを実際にやってみた

では、実際にキャンプツーリングパッキングをやってみましょう。
まず、優先度分けをしましょう。私はこのように分けました
A.着いたら10分以内に使うもの:テント類
B.日が暮れるまでに使うもの:ランタン、調理器具、椅子とテーブル、焚火関連
C.寝るまでならいつでもいいもの:寝袋
では、これをC→B→Aの順に詰めていきましょう。

まずはCの寝袋を詰めます。

そして、次はBのものを。椅子が一番デカいかなと思ったので椅子から位置決めしていきます。それから調理器具を集めた袋、テーブルの順で位置決め。

位置が定まったら、焚火関連のものやその他調理器具、ランタン類をその位置の隙間を埋めるように詰め込んでいきます。

それからテントを詰め込みます。テントが積めない場合、外にくくりつけるのもありでしょう。テントは真っ先に使うものなので「取り出しやすい位置にあること」が何よりも大事です。

完成です。これが基本の私のキャンプツーリングパッキングです。
場合によっては、取り出しやすい位置に入浴セットを追加したり、薪を追加したりします。
キャンプツーリングパッキングの効率化が余裕を生む
キャンプツーリングパッキングの効率化は様々な余裕を生みます。余裕はキャンプツーリングを豊かにしてくれます。設営撤収がスムーズであればその分時間が生まれますし、時間が生まれると楽しむ余裕も出てきます。
キャンプツーリングパッキングに悩んだらぜひ参考にしてくださいね
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