こんにちは、風呂巫女です。
キャンプツーリングでテントを設営する時、どのペグを使っていますか?
ペグ、地味だけど大事ですよね。非自立型テントだと命綱ですし、自立型テントでも見栄えに関わってきます。
今回はそんなペグの選び方について書いていきます。
キャンプツーリングでのペグの選び方①ペグの種類
ペグにも様々な種類があります。まずその種類について見てみましょう。
1.ピンペグ
こんな感じのペグです。よくテントに付属しているやつですね。
比較的よく刺さるというメリットがありますが、固い地面だとよく抜けます。あと、曲がりやすいです。
ゲームでいえば「比較的序盤で手に入るオールラウンダーな安い武器」くらいの感覚でしょうか。
2.V字ペグ、Y字ペグ
ペグの断面の形がVだったりYだったりするペグです。こいつらは貫通力はまずまずで、一番の強みは「抜けにくいこと」ですね。
基本的に柔らかめの地面に強いですが、ステンレスなどの固い素材でできているものは固い地面でも対応できたりします。
曲がりやすさはまずまずですね。ピンよりは曲がりにくい程度です。
3.ネイルペグ
比較的固い地面から柔らかめの地面まで対応できるオールラウンダーです。ただ、極端に柔らかい砂地は苦手です。
ペグの貫通力はそこそこありますが、ペグの頭がプラスチック製だと結構そこが壊れます。私はあまり使わないですね。
4.鍛造ペグ
強い(確信)
こいつが一本あれば、砂地以外はどこでもいけます。硬さが半端じゃないので、石だらけの場所でもガンガンいけます。
ただ難点は……クッソ重いですね。非自立型のヘキサゴン型のティピーテントとか地獄だと思います。あとスタッキングできないのでかさ張りますね。これが8本くらいなら良いんですけど、10本超えたあたりで辛くなります。16本とかバイクの乗り心地に関わってくるレベルで重いです。
5.プラペグ
正直砂浜と芝生以外で使い道が思いつきません。
いや、本当に砂浜では強いんですよ。安いし。
ただ、そのほかの地面ではほぼ無力です。
一応他にもあるにはありますが、これくらいが頭にあれば十分です。
キャンプツーリングでのペグの選び方②文句なしに強いのは鍛造ペグだけど難点も
前述したペグの中で「こいついればだいたい最強」と言えるペグは鍛造ペグでしょう。
砂地ではちょっと弱いですけれど、鍛造ペグが使えないほどの地面での野営なんて恐らく海岸でのキャンプくらいなもんでしょう。
恐らくキャンプしていて一番あるシチュエーションが「小石が地面にあってペグが刺さっていかない」ことだと思います。そんな時鍛造ペグは本当に強いです。石なんてガン無視でぐいぐい刺さっていきます。
ただ難点が一つ……クッソ重いんです。
こちらのエリッゼ鍛造ペグが8本で1.6kgです。
対してこのY字アルミペグが10本で114gです。鍛造ペグのほうが2本少ないはずなのに、ほぼ10倍の重さという。
この重さはヤバいです。バイクだと重心がかなり変わります。立ちごけの原因にもなりかねません。
よって、一概に「鍛造ペグだけがいい」とも言い切れないようです。
キャンプツーリングでのペグの選び方③鍛造ペグ1本+任意のペグが最強
全てのペグを鍛造ペグにすると重さがすごいことになるというお話を先ほどしました。
では、逆に考えてみてください。全部鍛造ペグで揃えるのではなければ重量は抑えられるのでないかと。
鍛造ペグの強みは貫通力です。では、鍛造ペグの貫通力で穴を作ってしまった後、その穴に他のペグを打ちこんでしまえばどうでしょうか。鍛造ペグの貫通力を享受しつつも、鍛造ペグの本数を抑えることができませんか?
鍛造ペグは常用するものではないのです。いわば「決め撃ち」のようなものです。そうすれば、あとはどのようなペグでも大丈夫です。
参考までに紹介しますが、私が使っているペグは鍛造ペグ1本とユニフレームのステンレスペグです。
このユニフレームのステンレスペグはV字ペグです。ステンレス製なので強度があり、多少小石の混じった場所でも刺さってくれます。
なんといっても抜けにくさが半端なくていいですね。撤収の時に少々苦労するくらいには食いつきが良いです。穴にパラコードを付けておくと捗ります。
また、特筆すべきはスタッキング性能の高さですね。重ねて収納できるので全然嵩張りません。荷物をかなり小さくできるので良いです。重さも6本で331gと軽めです。
ペグでテント・タープのかっこよさが決まる
ペグは目立たないキャンプギアですが、キャンプにおいて重要な役割を担います。いいペグを使うと、サイトの締まり具合が変わります。ぜひこだわってみてはどうでしょう。
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