こんにちは、風呂巫女です。
以前この記事でピコグリル398について書きました。
ピコグリル398は確かに優秀です。薄くて軽い。小さいのに薪がそのまま積めます。
キャンプツーリングで使用する焚火台ではピコグリル398が最適解なんじゃないかと思っているくらいです。
しかし、問題点が一つ。
変形するんですよね。
ピコグリル398はステンレスの薄い板と棒で構成されただけのシンプルな構造になっています。
そのため、薄い板の方がどうしても変形しやすいんですよね。

写真だと分かりにくいですが、よく見ると板が棒に引っかからなくなっています。
こうなっても一応薪を乗せることはできるのですが、もしもの時がこわいです。
「ピコグリル398 壊れた」で検索すると、このステンレスの板の変形例が多くみられました。基本的に本当に壊れたのではなく、簡単に修理可能な程度のものですが、ピコグリル398の変形修理の方法の記事がなかったので記事にします。記事にするまでもないのですが、需要があるかもしれませんのでね。
ピコグリル398の変形修理方法①板を分解する
ピコグリル398の板は二枚の板で構成されています。まずはこれを分解しましょう。

切れ込みに沿って軽く板を曲げてやり、引っ張れば簡単に取れます。一つずつ丁寧に外していきましょう。
これでピコグリル398の変形修理の準備完成です。

ピコグリル398の変形修理方法②逆側に板を曲げる
ピコグリル398の板の変形は、だいたい熱と重い薪の乗せすぎにより、内側に曲がりすぎることによって起こります。つまり、逆側に曲げてやれば、内巻きが修理されて元通りになるわけです。

端からくるくると反対側に巻き、軽く押さえて戻すのを繰り返してください。いきなりやらずに、少しずつ様子を見ながらやったほうが良いです。徐々に強い内巻きから平らに近くなってくると思います。完全にまっすぐより、軽く内巻きになる程度で抑えておいたほうが良いですね。
ピコグリル398の変形修理方法③元通りに板を繋げ、組み立てて確認する
分解したピコグリル398を元のように差し込み、戻します。

実際に組み立ててみて、直ったかどうか確認しましょう。まだ引っかからない場合は①と②をもう一度行ってみてください。
ピコグリル398に変形はつきもの
ピコグリル398の変形の原因は、だいたいが重い薪の乗せすぎと熱です。しかし、キャンプ場の薪はほとんどが重いものに該当します。キャンプツーリングで斧を持っていくのも面倒ですし、バトニングはナイフに負担がかかるためあまりあてにはしたくありません。
そのため、ピコグリル398をキャンプツーリングで使う場合、変形はつきものだと思った方が良いでしょう。
我々は日本の製品で「道具はメンテをしなくても使えるものだ」と勘違いしてしまいがちですが、世界にあふれているものの多くはだいたいメンテや手を入れることありきでできています。ピコグリル398もメンテや手入れが必須の焚火台なのです。
第一ピコグリル398は13100円もするのですから、変形一つで捨てるのは勿体ありません。ピコグリル398の変形は簡単に直ります。恐らくこの板が割れるか、フレームが折れないかぎりかなり長いこと使える道具です。
ピコグリル398の変形修理、ぜひ参考にしてくださいね
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